囚われた「お口元の恋人」。

人々のお口のカタチ（情報を受けられる入り口）はすべて違います。何かを伝えたくても、相手のお口に合わなければ、ただの独りよがり。一人ひとりのカスタマイズをめざし、“三方よし”の精神でモノ創りに邁進します。

君が問う。僕がこたえる。

すべては言葉から始まる。言葉のない世界、そこは何もかもが意味なく溶け合い、自己と世界を区分なく融合する。しかしその甘味な誘惑にあらがい、言葉を紡ぎ、事象に意味を付与して、私たちはモノを創る。

存在しない時間を束ねる。

重なり、揺れ動く時間を辛うじてひとまとめにする才能をプロジェクトに捧げる。“自分が見ている事象は、ほんの一部分でしかない”を心に刻みつけ、戒め、オープンマインドの心で限界を押し広げトリックスターを楽しむ日々。

Design is Dead.

デザインは死んだ。21世紀の鐘とともに“デザイン”という孤高の存在は消滅したという。その屍のカケラを必死で拾い集め、めくるめく発信の迷宮をさまよい、今日もアリアドネという女神を探す。